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ttp://d.hatena.ne.jp/yu-koba/20100311/1268311597 よく、日本人は集団主義、欧米人は個人主義って言われますよね。でも集落の形態を地図で俯瞰して眺めてみると、全く逆の印象を受けます。人間関係の密度が濃そうなのは、住居が1か所に集まっているドイツの方です。一方、日本の場合はなんかバラバラです。 日本人は人間関係を大事にする。家族主義的な付き合いをする。贈与互酬、義理人情で、お互い助け合う。保守系の人たちが、欧米から持ち込まれた民主主義だの資本主義だのを否定する際に、こんな日本人の素晴らしさが説かれたりします。それに比べて、欧米の近代思想はダメだ!個人主義で利己的で、云々...ってな感じで。 でも、この集落の形態を見ていると、そうかなあ?とも思えてきますよね。むしろ、日本人は子育てや教育を、あくまで「私(わたくし)ごと」ととらえている。だから教育費というのは自己負担であるべき。とか、介護の問題も、あくまでも「家」の中の問題として扱うべき。だから、在宅介護中心だ。とか、それこそ自己責任だ、自分のことは自分でやれ、他人に迷惑をかけるな、みたいな日本人のイメージに近い。 なんとなく思っているんですが、「個人主義」「集団主義」っていう言葉で単純化すると、ずいぶんいろんなものがこぼれ落ちちゃっているんじゃないかと。やはり、どういう共同体内の関係が、歴史的に、経済的に、空間的に、イデオロギー的に、展開されているのか?立体的に検討してみる必要を感じてしまいます。 農業の形態はどのようなものだったのか?ヨーロッパといえば三圃式農業で共同耕作ですよね。一方日本は稲作で、田植えと稲刈り以外は、基本「家」単位で耕作していたイメージがあります。 それで、この地図見ていても、日本の集落は「家」が中心なんだなあ、ということがやはり見えてくる。これ、逆に家族主義的な血族・親族を中心にしたアジア的共同体では、もっと住居も固まっていて、耕作地も共有地だったりしますが、日本の場合「家」単位でバラバラになっていて、しかもほとんどが私有地。教育も介護も、家の中の問題とするのは、子供も家族も、家父長を中心とする「私有」が強く押し出されてきている 生産活動、労働形態、私有・共有関係、などなど人間関係にどう経済が絡んでいるのか。そこを深めてみることはとても有意義ではないのか、と思ったんです。